ECサイト等で売上情報を取得する際にはeコマースの実装が必要となります。GA4のeコマースは購入完了ページ以外にも、商品の表示や、カート、決済プロセスなど様々な箇所でeコマースの実装が出来ます。eコマースを実装出来る対象範囲は以下のとおりです。
- 商品リスト / アイテムリストの表示回数とインプレッション
- 商品 / アイテムリストのクリック
- 商品 / アイテムの詳細表示回数
- カートからの追加または削除
- プロモーションの表示回数とインプレッション
- プロモーションのクリック
- 決済
- 購入
- 払い戻し
すべて利用する必要は無いため、サイトに応じて必要な箇所のeコマース実装を行いましょう。実装を行うためには該当ページにdataLayer等での計測記述の追加が必要になります。またカートシステムによっては管理画面で対応している可能性もありますので、カートシステム側のヘルプ等をご確認ください。
UAで既にeコマースを取得している場合は、該当設定内容をGoogle Tag Manager側でマッピングする事で一部実装が可能です。しかし一部イベントの追加が必要であったり、設定が複雑になるため、GA用のeコマース計測記述と並行でGA4用のeコマース計測記述の追加する事をオススメします。これは今後GAが2023年7月1日に計測終了する際に、GA用のeコマースの記述を削除すると、GA4でも計測されなくなってしまう事に対応するためでもあります。
eコマースの実装を行うこと、eコマース関連の様々なレポートがGA4で閲覧出来るようになります。
それではeコマースの実装方法を確認してみましょう。