1つのウェブストリーム内で複数のドメインを計測する場合、クロスドメイン設定が必要になります。クロスドメインを設定することで、ドメイン間の遷移が行われた際に同じユーザーである事を保持し、セッションが切れずにデータを計測することが出来ます。この設定を行わないと別ユーザーと扱いとなり、セッションも別セッションになります。
上記状態を解決するために、集計対象となるクロスドメインを登録しておきましょう。
GA4はファーストパーティーCookieを利用してユーザーやセッションを特定しています。ファーストパーティーCookieはドメイン単位で管理・発行されるため別ドメインに遷移すると新しいCookieIDが発行されます。クロスドメイン設定を行うとCookieIDをURLのパラメータに自動的に設定し、新しいドメインに渡されます。
URL例:htt@s://www.ga4.guide/?_gl=aa08hjasldaueq3 ※_gl部分がCookieID
ドメインの登録方法
1.管理画面より、データストリーム内から、設定を行いたいストリームを選びましょう。「ウェブストリームの詳細」が表示されるので、ページ下部にある「タグ付の詳細設定」を選択します。
2.タグの設定内にある「ドメインの設定」を選択。
3.編集アイコン(鉛筆マーク)を押した後に、集計対象となるドメインを全て登録します。
これでクロスドメインの設定は完了となります。ドメイン間のリンクをクリックしてURLに_gl=asdoasduaso9sdj といった_glのパラメータがついているかを確認しましょう。ついていない場合は設定ミスが考えられます。
ユニバーサルアナリティクスも導入している際には、以下2点に注意してください。
1)ユニバーサルアナリティクスでのクロスドメインとGA4のクロスドメイン設定は、同じドメイン設定を行うこと
2)ユニバーサルアナリティクスの場合は_ga=というパラメータが付与がされます。両方利用している場合は、2つのパラメータがそれぞれ付与されます。