集客

「集客」概要

流入の内訳を確認することが出来るレポート群です。全体像を把握する「集客サマリー」、初回流入のみに注目した「ユーザー獲得」、セッションごとの流入を見ることができる「トラフィック獲得」に分かれています。集客施策の効果測定から、流入量変化の原因特定まで利用勝手が良いレポートです。

有用度
4.5
利用頻度
4.0

関連公式ヘルプ

集客サマリー

集客に関する主要指標を確認することが出来ます。以下の項目が対象となります。

  • ユーザー・新規ユーザーの時系列推移
  • 過去30分間の国別ユーザー
  • 新しいユーザーの初回流入元(メディア・参照元・参照元/メディア・参照元プラットフォーム・キャンペーン・Google広告ネットワーク・広告グループ名・広告ID)のユーザー数
  • セッション及びエンゲージのあったセッションの流入元(メディア・ソース・参照元/メディア・参照元プラットフォーム・キャンペーン・デフォルトチャネルグループ)のセッション数
  • セッション及びエンゲージのあったセッションの広告流入元(キャンペーン・広告グループ名・広告キーワードのテキスト・広告クエリ・広告の広告ネットワーク・広告アカウント名)のセッション数
  • ライフタイムバリュー

レポートのカスタマイズ機能が用意されており、カードの追加・変更・削除が出来ます。レポートのカスタマイズ方法に関しては「レポートのカスタマイズ」を確認してください。追加出来るカードに関しては、どのレポートでも選択肢は一緒です。本レポートではSearch Consoleなどを連携している場合は、流入キーワードやランディングページなどを入れておくと便利でしょう。

ユーザー獲得

該当期間に初回流入したユーザーの初回流入時のデータを確認する事ができます。

具体的には以下のデータが確認できます。

  • 初回流入元別のユーザー数(合計)
  • 初回流入元別のユーザー数(時系列推移)
  • 初回流入元別の各種指標
    • 新しいユーザー
    • エンゲージのあったセッション
    • エンゲージメント率(エンゲージメントのあったセッション数÷セッション数)
    • ユーザーあたりのエンゲージのあったセッション数(エンゲージメントのあったセッション÷ユーザー数)
    • 平均エンゲージメント時間
    • イベント数
    • キーイベント
    • 合計収益

上記データを以下の流入元分類で確認可能です

  • メディア
  • 参照元
  • 参照元/メディア
  • 参照元プラットフォーム
  • キャンペーン
  • Google広告の広告ネットワークタイプ
  • Google広告の広告グループ名
  • 独自で設定したチャネルグループ(メインのチャネルグループ)

初回流入の内訳や、新規流入が増えた時の原因特定に活用しましょう。

トラフィック獲得

該当期間の全ての流入を確認する事ができます(新規・リピート両方含む)。

具体的には以下のデータが確認できます。

  • 流入元別のユーザー数(合計)
  • 流入元別のユーザー数(時系列推移)
  • 初回流入元別の各種指標
    • ユーザー
    • セッション
    • エンゲージのあったセッション
    • セッションあたりのエンゲージメント時間
    • ユーザーあたりのエンゲージのあったセッション数(エンゲージメントのあったセッション÷ユーザー数)
    • セッションあたりのイベント回数
    • エンゲージメント率(エンゲージメントのあったセッション数÷セッション数)
    • イベント数
    • キーイベント
    • 合計収益

上記データを以下の流入元分類で確認可能です

  • 参照元/メディア
  • メディア
  • ソース
  • キャンペーン
  • デフォルトチャネルグループ
  • 独自で設定したチャネルグループ(メインのチャネルグループ)
  • 参照元プラットフォーム

流入の内訳や、流入が増えた時の原因特定に活用しましょう。流入元分類がユーザー獲得とトラフィック獲得で若干違うのは気になるところです。

集客とランディングページの紐づけ

集客元とランディングページを紐づけて数値を見たい場合は、「セカンダリディメンション」として「ランディングページ+クエリ文字列」を追加することで可能となります。

これにより流入元とランディングページの掛け合わせを行った、ユーザーやセッション数、コンバージョン数も見ることが出来るようになります。集客単位だけだと改善案を出すのが難しいですが、広告とランディングページを掛け合わせることで、ページの課題なのか、集客の課題なのかを発見しやすくなります。

トラフィックと他のデータの紐付きに関する注意

各種流入元の分類には「3つのスコープ(範囲)が存在します。それぞれの意味と影響を紹介します。

ユーザースコープ:サイトまたはアプリで初めて流入した時にはユーザースコープのディメンションとして計測されます。ユーザーがその後、サイトにやアプリに戻っても値は変わりません。「ユーザー獲得」のレポートで利用されたり、探索レポートで「最初のユーザーの参照元」等で確認できます。

セッションスコープ:新しいセッションの開始時にはセッションスコープのディメンションとして計測されます。セッションごとにそれぞれ付与されます。「トラフィック獲得」のレポートで利用されたり、探索レポートで「セッションのデフォルトチャネルグループ」等で確認できます。

イベントスコープ:ユーザーがコンバージョンとして登録したイベント、あるいは購入イベント発生時に各種流入元がイベントスコープのディメンションとして付与されます。コンバージョン以外のイベントでは流入元は「未設定」に分類されます(例:page_viewイベンド)。

小川

流入の数値変化特定には欠かせないレポートです。「レポート」メニュー内にあるレポート群のなかでも、1・2を争う利用頻度になると思われます。

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