「集客」概要
流入の内訳を確認することが出来るレポート群です。全体像を把握する「集客サマリー」、初回流入のみに注目した「ユーザー獲得」、セッションごとの流入を見ることができる「トラフィック獲得」に分かれています。集客施策の効果測定から、流入量変化の原因特定まで利用勝手が良いレポートです。
関連公式ヘルプ
集客サマリー
集客に関する主要指標を確認することが出来ます。以下の項目が対象となります。
- ユーザー・新規ユーザーの時系列推移
- 過去30分間の国別ユーザー
- 新しいユーザーの初回流入元(メディア・参照元・参照元/メディア・参照元プラットフォーム・キャンペーン・Google広告ネットワーク・広告グループ名・広告ID)のユーザー数
- セッション及びエンゲージのあったセッションの流入元(メディア・ソース・参照元/メディア・参照元プラットフォーム・キャンペーン・デフォルトチャネルグループ)のセッション数
- セッション及びエンゲージのあったセッションの広告流入元(キャンペーン・広告グループ名・広告キーワードのテキスト・広告クエリ・広告の広告ネットワーク・広告アカウント名)のセッション数
- ライフタイムバリュー
レポートのカスタマイズ機能が用意されており、カードの追加・変更・削除が出来ます。レポートのカスタマイズ方法に関しては「レポートのカスタマイズ」を確認してください。追加出来るカードに関しては、どのレポートでも選択肢は一緒です。本レポートではSearch Consoleなどを連携している場合は、流入キーワードやランディングページなどを入れておくと便利でしょう。
ユーザー獲得
該当期間に初回流入したユーザーの初回流入時のデータを確認する事ができます。
具体的には以下のデータが確認できます。
- 初回流入元別のユーザー数(合計)
- 初回流入元別のユーザー数(時系列推移)
- 初回流入元別の各種指標
- 新しいユーザー
- エンゲージのあったセッション
- エンゲージメント率(エンゲージメントのあったセッション数÷セッション数)
- ユーザーあたりのエンゲージのあったセッション数(エンゲージメントのあったセッション÷ユーザー数)
- 平均エンゲージメント時間
- イベント数
- キーイベント
- 合計収益
上記データを以下の流入元分類で確認可能です
- メディア
- 参照元
- 参照元/メディア
- 参照元プラットフォーム
- キャンペーン
- Google広告の広告ネットワークタイプ
- Google広告の広告グループ名
- 独自で設定したチャネルグループ(メインのチャネルグループ)
初回流入の内訳や、新規流入が増えた時の原因特定に活用しましょう。
トラフィック獲得
該当期間の全ての流入を確認する事ができます(新規・リピート両方含む)。
具体的には以下のデータが確認できます。
- 流入元別のユーザー数(合計)
- 流入元別のユーザー数(時系列推移)
- 初回流入元別の各種指標
- ユーザー
- セッション
- エンゲージのあったセッション
- セッションあたりのエンゲージメント時間
- ユーザーあたりのエンゲージのあったセッション数(エンゲージメントのあったセッション÷ユーザー数)
- セッションあたりのイベント回数
- エンゲージメント率(エンゲージメントのあったセッション数÷セッション数)
- イベント数
- キーイベント
- 合計収益
上記データを以下の流入元分類で確認可能です
- 参照元/メディア
- メディア
- ソース
- キャンペーン
- デフォルトチャネルグループ
- 独自で設定したチャネルグループ(メインのチャネルグループ)
- 参照元プラットフォーム
流入の内訳や、流入が増えた時の原因特定に活用しましょう。流入元分類がユーザー獲得とトラフィック獲得で若干違うのは気になるところです。
集客とランディングページの紐づけ
集客元とランディングページを紐づけて数値を見たい場合は、「セカンダリディメンション」として「ランディングページ+クエリ文字列」を追加することで可能となります。
これにより流入元とランディングページの掛け合わせを行った、ユーザーやセッション数、コンバージョン数も見ることが出来るようになります。集客単位だけだと改善案を出すのが難しいですが、広告とランディングページを掛け合わせることで、ページの課題なのか、集客の課題なのかを発見しやすくなります。
トラフィックと他のデータの紐付きに関する注意
各種流入元の分類には「3つのスコープ(範囲)が存在します。それぞれの意味と影響を紹介します。
ユーザースコープ:サイトまたはアプリで初めて流入した時にはユーザースコープのディメンションとして計測されます。ユーザーがその後、サイトにやアプリに戻っても値は変わりません。「ユーザー獲得」のレポートで利用されたり、探索レポートで「最初のユーザーの参照元」等で確認できます。
セッションスコープ:新しいセッションの開始時にはセッションスコープのディメンションとして計測されます。セッションごとにそれぞれ付与されます。「トラフィック獲得」のレポートで利用されたり、探索レポートで「セッションのデフォルトチャネルグループ」等で確認できます。
イベントスコープ:ユーザーがコンバージョンとして登録したイベント、あるいは購入イベント発生時に各種流入元がイベントスコープのディメンションとして付与されます。コンバージョン以外のイベントでは流入元は「未設定」に分類されます(例:page_viewイベンド)。
流入の数値変化特定には欠かせないレポートです。「レポート」メニュー内にあるレポート群のなかでも、1・2を争う利用頻度になると思われます。