アトリビューション

アトリビューション

「広告」のメニュー内にあるレポート。コンバージョンに関する集客経路や間接効果の詳細を見るためのレポートです。複数モデルの比較を行ったり、意外と効果があった集客の発掘のために使います。傾向はわかるものの、改善施策に活かすのが難しいのが難点(特に広告を行っていない場合)です。

有用度
2.5
利用頻度
3.0

アトリビューション内では「モデル比較」と「コンバージョン経路」2つのレポートが用意されています。それぞれを確認してみましょう。

アトリビューションレポートは2021年6月14日以降のデータのみを含みます。

関連公式ヘルプ

アトリビューション モデル

キーイベントに貢献した流入元を把握し、キーイベントと流入元の紐付けルール同士を比較することが可能です。

左上の「●/●件のキーイベント」のプルダウンから含むべきコンバージョンを選ぶことが出来ます。下の表では以下の項目が表示されます。

  • 流入元(デフォルトチャネルグループ・参照元/メディア・参照元・メディア・キャンペーンから選択可能)
  • 選んだ1つ目のモデルのキーイベント数と収益
  • 選んで2つ目のモデルのキーイベント数と収益
  • 2つ目のモデルのキーイベント数/1つ目のモデルのコキーイベント数 – 100% (2つのモデルのキーイベント数の割合差。同じ場合は0%と表示)

流入元以外にもう一つディメンションを追加することで、更に内訳を見ることも可能です。

また右上の「比較データを編集」を選ぶことで、レポート期間の条件を選ぶことができます。

  • コンバージョン期間(デフォルト):指定された期間内でコンバージョンしたユーザーのコンバージョンまでの全ての流入が含まれます。レポートの期間外のデータも含みます。期間が2022年1月を選んでいた場合、2021年11月や12月の訪問も含まれます。
  • インタラクション期間:指定された期間内で発生した全ての流入が含まれます。指定した期間後に発生したコンバージョンも含みます。

アトリビューションパス

コンバージョンするまでどういう流入経路を辿ったかを確認することが出来ます。

レポートは上部と下部に分かれており、上部では集客の粒度(デフオルトチャネルグループ、参照元、メディア、キャンペーンが選択可能)とモデルを選ぶと、早期タッチポイント・中期タッチポイント・後期タッチポイントの3つに分類をしてくれます。キーイベントを発生したユーザーのそれぞれのタイミングで貢献が高い流入元を確認できます。

早期:キーイベント経路上の流入のうち、最初の25%の流入元です。4回の訪問でキーイベントが発生した場合は1回目の訪問が該当します。初回訪問でキーイベントが発生した場合はカウントしません。
中期: キーイベント経路上の流入のうち、中間の50%の流入元です。4回の訪問でキーイベントした場合は2回目、3回目の訪問が該当します。初回訪問でキーイベントが発生した場合はカウントしません。
後期: キーイベント経路上の流入のうち、最後の25%の流入元です。4回の訪問でキーイベントした場合は4回目の訪問が該当します。初回訪問でキーイベントが発生した場合はすべて「後期」に割り当てられます

グラフにマウスオーバーすると、流入元ごとの各タッチポイントでの貢献数を見ることが出来ます。

下半分では表形式でキーイベントまでの経路が表示されます。該当経路が多い順に表示され、キーイベント数・集計・キーイベントまでの平均日数・キーイベントまでのタッチポイント数を見ることが出来ます。キーイベントまでの平均日数やタッチポイント数は本レポートでしか見れません。日数=0は、初回訪問でキーイベントが発生した事を指します。

小川

キーイベントごとに貢献している流入元を比較するために活用しましょう。「キーイベント期間」と「インタラクション期間」で得られる結果は変わりますので、何を分析したいのかを決めた上で取捨選択が必要です。またセカンダリディメンションを追加出来る点も便利です。デバイス別、訪問回数、年齢や性別などと掛け合わせてみてもよいでしょう。
キーイベントまでの日数やタッチポイント数をキーイベント種別ごとに見ることで、どのキーイベントがより早期に実施されるかを把握出来ます。ユーザーの態度変容の移り変わりの参考になるでしょう。

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